どんなスポーツも最初は基本が大切です。キックボクシングも同様に、上達するためには基本の構え方や動作をしっかりと身につけることが重要です。攻撃と防御、すべての動きがスムーズにできなければ、パンチやキックを覚えてもなかなか強くなれないと言われています。
そこで今回は、キックボクシングの基本の構え方や、基本となるパンチ・キックの種類についてご紹介します。キックボクシング初心者の方はぜひ参考にしてみてください。
キックボクシングの基本の構え方
まずはキックボクシングの構え方はパンチを重視するか、キックを重視するかなどでさまざまな構え方があります。ここでは、キックボクシングの基本の構え方ご紹介します。
足を肩幅に開く
まずは足を肩幅まで開きます。そして、右利きの方は左足を前に、右足は斜め45度ぐらいを向くように構えます。左利きの方は、これとは逆の足で行ってください。
前足のつま先を相手方向に向ける
ボクシングの場合、前足のつま先を内側に向けますが、キックボクシングの場合、ローキックをカットしやすくするために、前足のつま先を相手方向(真正面)に向ける必要があります。
ワキを締めて、両拳をこめかみの高さに上げる
ワキを締めた状態で両肘を肋骨の前に置き、両拳をこめかみの高さまで上げます。なお、手は小指が前に来るようにしつつ、左拳は少しだけ前に出し、右拳は自分のあごとこめかみを守るように構えます。
腹筋に力を入れて、少し前傾姿勢に
上半身と下半身の動きを連動させるために、腹筋に力を入れて、少し前傾姿勢になります。また、いつでも左足を上げることができるように膝を柔らかくしておくのもポイントです。
【キックボクシング基本】パンチの種類
ここからは、キックボクシング基本となる5つのパンチについてご紹介します。
ジャブ
最も基本的なパンチで、牽制の役割で使われます。ジャブのポイントは、相手にダメージを与えるというよりも、とにかく素早く当てることがポイントです。
ストレート
ストレートは牽制のジャブと同様に使用頻度が高いパンチです。ジャブと異なる点は、相手に大きなダメージを与えることができる点です。
フック
フックは半円を描くようなイメージで相手の側面から放つパンチのことを言います。相手からの距離が遠く、またモーションが大きいためその動きを読みやすく、なかなか当たりにくいパンチです。しかし、当たったときの威力は凄まじく、角度によっては一撃必殺のパンチにもなります。
アッパー
アッパーは垂直に突き上げるパンチです。あご先に突き上げる容易に打ち込まれると脳しんとうが起こるため、KOしやすいパンチでもあります。ただし、打つ際にガードを下げてなくてはいけないため、放つタイミングがとても重要となります。
【キックボクシング基本】キックの種類
最後に、キックボクシングの基本となる5つのキックについてご紹介します。
ローキック
ローキックはキックボクシングで最も基本となるキックです。足先だけ素早く動かすことを意識し、当たる瞬間に足を伸ばすようにすることがポイントです。
ミドルキック
ミドルキックは、キックボクシングやムエタイ、または空手においてもすべての基本と言える蹴り技です。ハイキックやローキックに比べて、ミドルキックは相手の胴体に最も当てやすいキックなので、試合でも多用されます。ただし、打った側に隙ができやすいため、ガードを下ろさないように意識することが重要です。
ハイキック
ハイキックは当てることが難しいキックですが、当たれば相手に大きなダメージを与えることができます。また、ハイキックのポイントは「柔軟性」です。足を相手のこめかみ辺りに当てるには、股関節の柔軟性が欠かせません。
前蹴り
相手と距離を保つためや休むための防御として使うことの多いキックです。前蹴りのポイントは相手との距離です。近すぎる体勢で前蹴りを放つと、カウンターをうけやすくなるため注意しましょう。また、相手の真正面から打つことを心がけ、手で払われないように気をつけることも必要です。
膝蹴り
キックボクシングにおいて、至近距離で威力を発揮するのが、この膝蹴りです。相手の首や頭、肩をつかんで打つ膝蹴りと、組まないで打つ膝蹴りの2パターンがあります。特に、相手と組み合ったときに、ボディに向けて打ち続けるとじわじわとダメージを与えられます。
まとめ
今回はキックボクシングの基本の構え方や、基本となるパンチ・キックの種類についてご紹介しました。
キックボクシングを上達するためには、基本の構え方や動作をしっかりと最初に身につけることが重要です。なかなかキックボクシングが上達せずに、悩んでいる方はぜひこちらの記事を参考にして、基本を一度見直してみてください。
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